25日に御厨軽トラ市 2年越し実現「磐田盛り上げ」50店出店へ

 磐田市御厨地区の住民有志らでつくる「御厨Dream Festival実行委」は25日、同市鎌田のJR東海道線「御厨駅」南口広場で軽トラ市を“2年越し”に初開催する。同実行委の川島靖貴会長(39)は「生まれ育った御厨を盛り上げ、御厨から磐田を元気にしたい」と意気込む。

2年越しに初開催する軽トラ市への来場を呼び掛ける川島会長(中央)=磐田市鎌田のJR御厨駅
2年越しに初開催する軽トラ市への来場を呼び掛ける川島会長(中央)=磐田市鎌田のJR御厨駅

 軽トラ市は2020年3月、御厨駅完成に合わせて実施する予定だったが、新型コロナ禍の影響で中止を余儀なくされた。開催を模索し続けた川島さんは今年5月、2年前の実行委メンバーをはじめ、神社や寺院にも協力を依頼。地域資源を活用して新たな楽しみ方を提案しようと総勢約70人で準備を進めた。
 イベントでは、地元野菜や手づくり雑貨、カフェなど計約50店舗を出店するほか、御厨地区の歴史文化を紹介しようと「医王寺」(同市鎌田)と「鎌田神明宮」(同)でもイベントを同時開催。各会場をつなぐスタンプラリーも実施する。
 医王寺の松田智照住職は「御厨は歴史ある場所。昔から住んでいる人も最近住み始めた人にも知ってもらいたい」と話す。川島会長は「区画整理に伴って家は建ち始めたが、周囲に飲食店や商業施設がないので人通りは少ないと感じている。イベントを通じて御厨に活気をもたらしたい」と来場を呼び掛けた。


 

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