災害に備え「サバイバル防災合宿」 浜松、住民提案で初企画

 富塚協働センター(浜松市中区)は17日、災害時の生活を体験する「サバイバル防災合宿」を、同市西区の佐鳴湖公園などで実施した。家族連れら24人が災害時に必要とされる水3リットルを持ち寄って参加し、公園内で食事後、同センターに宿泊した。

参加者が楽しみながら備えを学んだ防災合宿=浜松市西区の佐鳴湖公園(写真の一部を加工しています)
参加者が楽しみながら備えを学んだ防災合宿=浜松市西区の佐鳴湖公園(写真の一部を加工しています)

 合宿は、地域住民の提案を受けて初めて企画した。参加者はアルファ米やカップラーメンなどの非常食を用意し、水を無駄にしないよう協力して食事を作った。ポリ袋で炊き込み飯を作る「ポリ袋調理」に挑戦する家族連れもいた。食べることができる「シイの実」などの野草も公園内で探し、楽しみながら備えを学んだ。
 家族と参加した中区の40代女性は「防災グッズを棚の奥の方にしまっていて、取り出すだけでも大変だった。備えるだけでなく、防災用品の置き場も見直したい」と話した。
 

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