地域の歴史や文化財に関する図書、市内全小中校へ 伊豆の国市教委

 伊豆の国市教育委員会はこのほど、地域の歴史や文化財に関連した書籍を市内全小中学校9校に配架した。児童生徒の調べ学習に役立て、郷土愛を育むのが目的。

地域の歴史や文化財に関連した書籍を並べた特設コーナー=伊豆の国市の大仁中
地域の歴史や文化財に関連した書籍を並べた特設コーナー=伊豆の国市の大仁中

 市にゆかりがあり、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公の北条義時や市内の世界遺産・韮山反射炉などに関連した書籍903冊400万円分を購入した。専門書や小説、図鑑、まんがなどさまざまなジャンルをそろえ、児童生徒数や図書室の規模に応じて分配した。
 増田貴史雄教育長や市教委の担当者が21日、141冊を配架した大仁中を訪れ、図書室の特設コーナーの様子を視察した。図書委員長の川口陽咲稀さん(3年)は「読みやすそうな本があり、いろいろなことを学べそう。生徒にも地域の歴史を知るチャンスだと広めたい」と話した。

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