マンション管理計画認定 浜松市、静岡県内第1号

 浜松市は22日、4月に始めたマンション管理計画認定制度に基づき、第1号として東区の「テラス篠ケ瀬」を認定したと発表した。認定は県内初で、全国的にもまだ少数だという。
 4月施行の改正マンション管理適正化法は建物が管理不全でトラブルに陥らないよう、管理組合による修繕計画作成を後押しする制度を盛り込んだ。自治体の認定制度に沿って長期的な修繕計画を作り、積立金徴収の仕組みを整えるなどの要件を満たせば、リフォーム融資の金利優遇などを受けられる。
 テラス篠ケ瀬は1983年築の3階建てマンション。30戸の区分所有者による組合が、将来にわたって建物の保全に協力し、資産価値を高めようと申請したという。
 市住宅課は「築年数がたった建物が増える中、計画的管理ができなくなると近隣にも不安を及ぼす。問題を避けるためにも意義のある制度」と普及を図っている。

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