三保松原で世界遺産検定 試験後は講演、清掃も 静岡

 今年名勝指定100年を迎えた静岡市清水区の三保松原にある三保生涯学習交流館でこのほど、世界遺産検定の3級と4級の試験が初めて行われた。神奈川県や千葉県などから約70人が参加した。

講演を聞く検定試験参加者ら=静岡市清水区の三保生涯学習交流館
講演を聞く検定試験参加者ら=静岡市清水区の三保生涯学習交流館

 NPO法人世界遺産アカデミーが主催する事業で、全国で行われる年4回の試験に約3万人が参加する。試験後にはアカデミーの宮沢光主任研究員が「地域の人々が守る世界遺産の価値」と題して講演した。その後は松原でごみ拾いなどの保全活動も行った。参加者の中には「実際に世界遺産を守る活動にも参加できるのが魅力で三保会場を選んだ」という他県からの参加者もいた。

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