大麦のわらでストロー作り 環境問題クイズで学ぶ 静岡市葵区で「キッズアカデミー」

 静岡銀行や中日本高速道路東京支社、静岡農業高は25日、子どもたちが地域の魅力を学ぶ「しずおかキッズアカデミー」を静岡市葵区の新東名高速道路サービスエリア(SA)「ネオパーサ静岡上り」で開いた。参加者は同校生徒やNPO法人が栽培した六条大麦でストロー作りなどに取り組んだ。

六条大麦を使ったストローを作る子ども=静岡市葵区の新東名高速道路サービスエリア「ネオパーサ静岡上り」
六条大麦を使ったストローを作る子ども=静岡市葵区の新東名高速道路サービスエリア「ネオパーサ静岡上り」

 同SAを訪れた子どもたちは、大麦のわらをはさみで13センチほどの長さに切る作業をした。事前に煮沸消毒した大麦のストローを受け取り、ストローの原料として流通するプラスチックの環境問題についてもクイズ形式で学んだ。
 同校環境科学科の有志グループはこれまで、大麦のストローを活用し、海洋プラスチックごみの問題を提起してきた。2年の上原澪莉さん(17)は「環境問題に目を向ける機会にしてほしい」と願う。
 担当する静岡銀行の大塚敦子さんは「SDGs(持続可能な開発目標)の活動を支援し、地域の魅力を知って地元に住みたいと思う子どもが増えてくれたら」と期待する。

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