巡視船から給水車に 水補充、短時間で 海上保安部が支援
大規模な断水が発生した静岡市清水区の一部地域で27日も、各地で給水車による給水支援が行われた。清水海上保安部は清水港日の出埠頭(ふとう)で、横浜海上保安部所属の巡視船「いず」から給水車への給水支援を開始した。
給水車が清水区外の給水ポイントへ行くのに往復約2時間かかるという声が上がり、清水海上保安部が市上下水道局に支援を申し出た。最大500トンの水を供給できる大型巡視船からホースを伸ばし、10分ほどで6・5トンの給水車のタンクに生活用水を補充した。
住民への給水支援も26日に続いて実施した。巡視船「いず」の山崎正幸船長は「今週中は給水できる見込み。気軽に給水に来てください」と呼びかけた。