ボランティア 台風15号被災地域へ派遣 袋井市社協が開始

 袋井市社会福祉協議会は27日、同市内で台風15号による豪雨災害の被害を受けた地域へのボランティア派遣を開始した。相談窓口を設置し、派遣依頼を受け付けている。

災害ごみの搬出に取り組む参加者=袋井市
災害ごみの搬出に取り組む参加者=袋井市

 市内全域でニーズの聞き取り調査を実施し、初日は3件の依頼が寄せられた。市社協と災害時の連携協定を結ぶ袋井青年会議所(JC)の会員17人を派遣し、春岡地区の80代女性宅では、災害ごみの搬出や自宅の片付けなどが行われた。家主の息子の尾上邦夫さん(59)=東京都=は「家の中を見て途方に暮れていた。皆さんの協力で何とか片付けられると思う」と感謝した。
 参加した袋井JCの榛葉美希理事長は「自力での片付けが困難な方もいると思う。JCは長年地域の皆さんにお世話になっているので、こういう時こそ助けになりたい」と話した。
 市社協は、当面袋井JCや袋井災害ボランティアの会のメンバーを派遣するが、要望が増えれば一般公募も検討するという。

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