温かみ感じる多彩な織物 静岡県立美術館県民ギャラリー

 さまざまな織物作品を計約150点展示する「県フレミッシュ織展」と「静岡裂織公募展」(いずれも静岡新聞社・静岡放送後援)が10月2日まで、静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリーで開かれている。

フレミッシュ織の作品を解説する朝原さん(左)=静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリー
フレミッシュ織の作品を解説する朝原さん(左)=静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリー

 SBS学苑パルシェ校などで講師を務める朝原智子さん(82)=同市清水区=と受講生15人が出品した。フレミッシュ織はスウェーデン伝統の織り物で、草木染めしたウールと麻の糸を手作業で織る。会場には草花や動物、結婚式などを題材にした絵画のような作品が並ぶ。朝原さんは「作品から温かみが伝われば」と話した。
 静岡裂織公募展では、古布を裂いて糸にして織る日本発祥の裂織のバッグや洋服など、全国の愛好家が寄せた力作を展示している。

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