水産物EU輸出へセミナー 焼津でジェトロ静岡

 ジェトロ静岡(静岡市清水区)は27日、EU市場への輸出を目指す水産事業者を対象にしたセミナーを焼津市役所で開いた。2人の講師がEU水産物市場の現状や食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」について解説した。

EU市場への輸出を目指す水産事業者を対象にしたセミナー=焼津市役所
EU市場への輸出を目指す水産事業者を対象にしたセミナー=焼津市役所

 ジェトロ静岡事務所の担当者は、EU圏内で日本食の普及に伴い、すしチェーンや和食料理店の需要が拡大している現状を指摘。サバ、カツオ、マグロといった焼津漁港で多く水揚げされている魚の人気が高いことを紹介した。
 さらに、水産物について、品目ごとにHACCP認定を受けた施設からの出荷に限り輸出を認めているEUの制度に触れ、HACCPシステム構築を促した。
 大日本水産会の輸出促進部の担当者は、HACCPの考え方について紹介するとともに、EU輸出に向けた計画の策定方法を解説した。

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