「LGX」行動規範策定 市長、デジタル活用し変革 浜松市議会

 浜松市議会9月定例会は28日、代表質問を行い、稲葉大輔(自民党浜松)、幸田恵里子(公明党)、関イチロー(創造浜松)、北野谷富子(市民クラブ)、北島定(共産党市議団)の5氏が登壇した。鈴木康友市長はデジタル化に対応して挑戦と変革を素早く繰り返す組織風土を築くため、10月1日に職員向けの「LGX行動規範」を定めると明らかにした。稲葉氏に答えた。

浜松市役所
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 LGXはローカル・ガバメント・トランスフォーメーションの略で、鈴木市長の造語。デジタルの力を最大限活用して考え方や組織体制を変え、利用者中心のサービスをデザインする取り組みを指す。未知の課題に柔軟に対処するため、部署間の連携や新しい技能の習得を促す。
 本年度から庁内各部署でデジタル化を先導するDX(デジタル・トランスフォーメーション)支援者制度を導入し、2025年度までに75人を育成する。年間千人のDX講習受講も目標に掲げる。鈴木市長は「スピード感を持って果敢にチャレンジできる組織風土の醸成を進める」と強調した。
 (浜松総局・宮坂武司)

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