国民・玉木氏 大規模断水の清水区視察「行政対応検証が必要」

 国民民主党の玉木雄一郎代表は29日、台風15号による記録的豪雨の影響で大規模断水が発生した静岡市清水区を視察した。市の災害対策本部発足が断水発生から2日後の26日だったことなどを挙げた上で「行政の対応が遅い」と非難し、今後、検証する必要があるとの認識を示した。同市葵区で報道陣の取材に答えた。

台風15号の災害募金を呼び掛ける国民民主党の玉木雄一郎代表(右)=29日午後、JR静岡駅北口地下道
台風15号の災害募金を呼び掛ける国民民主党の玉木雄一郎代表(右)=29日午後、JR静岡駅北口地下道

 玉木代表は、市の災害ごみの回収が遅れ、被災住宅の外に積まれたままになっていることや、自衛隊の派遣要請が26日になったことも取り上げ、「市と県のコミュニケーションはどうなっているのか。住民のフラストレーションがたまっている」と指摘した。
 県と市が求める早期の激甚災害指定については「国に働きかけたい」と述べ、「財政的な支援を含めて(党としての)要望を国に伝える」とした。

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