防災や環境などで協力 磐田市とサーラ、包括連携協定を締結

 磐田市はこのほど、総合エネルギー事業のサーラエナジー(豊橋市)と、防災や環境、経済など幅広い分野で協力する包括連携協定を締結した。安全・安心な暮らしや脱炭素社会の実現、地域経済の活性化などに連携して取り組む。

協定書を交わす草地市長(左)と諏訪支社長=磐田市役所
協定書を交わす草地市長(左)と諏訪支社長=磐田市役所

 市と同社は2014年にも、津波避難に関する協定を締結。大地震発生時には、同社の磐田ガバナステーション(同市東小島)を津波避難ビルとして活用することになっている。
 同社は今回の協定に基づき、大規模停電時にサーラプラザ磐田(同市今之浦)で市民の携帯電話を充電できるようにしたり、市内企業が使用する燃料を石油系から二酸化炭素(CO2)排出量が少ない天然ガスに転換するよう促したりする。新エネルギーに関する環境学習や、イベントへの協賛・出店などにも取り組む。
 締結式が市役所で開かれ、草地博昭市長と同社の諏訪博浜松支社長が協定書に署名した。草地市長は台風15号による豪雨被害を踏まえ「行政だけではなかなか復旧は進まない。インフラ企業の協力は心強い」と期待した。諏訪支社長は「元気で活力あるまちづくりに向けて協働したい」と述べた。

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