フェンシング女子・脇田選手 日本選手権「銅」沼津市長に報告

 全日本フェンシング選手権大会(9月、東京)の女子サーブル個人で3位に輝いた沼津信用金庫所属の脇田樹魅選手が30日、沼津市役所を訪れ、頼重秀一市長に結果を報告した。今春から同市を拠点に活動する脇田選手は「沼津に移住して初めての銅メダル。支えてもらった皆さんに見せられてうれしい」と喜びを語った。

銅メダルと賞状を手に笑顔を見せる脇田選手(中)と鈴木理事長(左)、頼重市長=沼津市役所
銅メダルと賞状を手に笑顔を見せる脇田選手(中)と鈴木理事長(左)、頼重市長=沼津市役所

 脇田選手は「職員の応援を受け、いい意味でプレッシャーを感じていた。味方がいるのは心強い」と感謝し、「世界でもメダルを取りたい」と早速先を見据えた。日本選手権で敗れた相手は、世界選手権覇者の江村美咲選手。不調の江村選手に「試合の途中で勝てると感じたが、もう時間がなかった。メンタルで負けた」と悔しさもにじませた。
 報告には同信金の鈴木俊一理事長や、脇田さんを指導する市職員で元五輪代表の長良将司さんも同席した。鈴木理事長は「実直、誠実で明るく、職員の中に溶け込んでいる。これからも沼津に元気を与えてほしい」と期待した。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞