持続可能な市政運営「必要」 鈴木浜松市長、天竜区で「語る会」

 鈴木康友浜松市長の市政報告「市政を語る会」が1日、同市天竜区の天竜壬生ホールで開かれた。市民65人が来場し、市の取り組みの説明に耳を傾けた。

市の取り組みを説明する鈴木市長=浜松市天竜区の天竜壬生ホール
市の取り組みを説明する鈴木市長=浜松市天竜区の天竜壬生ホール

 鈴木市長は現在80万人近い市の人口が、80年後には出生率回復を図れても62万人台に、失敗すれば37万人台に減るとの試算を示し、市の活力を保つため持続可能な自治体運営が必要だと強調した。市債残高を過去16年で23・3%減らし、財政健全性を政令市最高水準に高めたほか、環境、産業、福祉など各分野で持続可能性を重視した新しい施策を展開していると説明した。
 区内で行う自動運転実験、FSC認証材の活用、リノベーションによる商店街活性化などの施策も詳しく紹介した。
 冒頭、台風15号の被災者に見舞いの言葉を述べ、「復旧に全力を尽くす。何かあれば区役所に申し出てほしい」と呼びかけた。報告会は11月まで東区、南区、北区でも開く。

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