飲食店有志ら集結「力に」 食材持ち寄り炊き出し 磐田・豊岡地区

 河川の氾濫で浸水被害を受けた磐田市豊岡地区の住民を支援しようと、県内外で飲食店を経営する有志らが1日、食材を持ち寄って同市敷地の敷中公会堂で炊き出しを行った。

炊き出しで豚汁を調理する有志ら=磐田市敷地の敷中公会堂
炊き出しで豚汁を調理する有志ら=磐田市敷地の敷中公会堂

 企画の中心は同市合代島で古民家カフェを営む鈴木百合子さん(38)。自身も店舗と自宅が床上浸水したものの「支援してくれる人が途切れなかった。助けてもらった分、少しでも恩を返したい」とSNSを通じて有志を募った。
 浜松や焼津市、愛知県の飲食店関係者ら約15人が賛同し、磐田の特産物エビイモを入れたカレーや豚汁、冷茶を用意した。地元の自治会メンバーと協力し、1人暮らしや高齢者宅を中心に配ってまわった。
 浜松市中区でカレー店を営む菅沼映里さん(44)は「アルバイトやお客さんも誘って参加した。自分のできることで少しでも力になりたい」と話した。

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