平和の尊さ、次の世代に 熱海で戦没者追悼式

 2022年度の熱海市戦没者追悼式が30日、同市の熱海梅園内の「やすらぎの塔」前で営まれた。新型コロナウイルス感染対策で出席者を限定し、遺族代表や市、市議会関係者ら計7人が参列し、戦没者の冥福を祈った。

やすらぎの塔に向かい献花する米山会長=熱海市の熱海梅園
やすらぎの塔に向かい献花する米山会長=熱海市の熱海梅園

 市遺族会の米山勉会長は、終戦から77年が経過したことを踏まえ、「多くの犠牲の上に今日の熱海がある。平和の尊さを次世代に継承していかなければならない」と述べた。
 終了後、静霊奉賛会熱海市連合会支部と市遺族会による慰霊祭も執り行われた。やすらぎの塔は、西南戦争から第2次世界大戦までの戦争で亡くなった熱海出身者1026人をまつっている。

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