聴覚障害者向けに講座 洪水ハザードマップ読み方学ぶ 焼津市、避難行動計画作成も

 焼津市は30日夜、聴覚障害者らを対象にした洪水ハザードマップの学習会を市役所で開いた。参加者は洪水ハザードマップの読み方について説明を受けるとともに、洪水や土砂災害での避難行動計画の作成に取り組んだ。

ハザードマップの読み方について学ぶ参加者=焼津市役所
ハザードマップの読み方について学ぶ参加者=焼津市役所

 聴覚障害者と支援者でつくる「焼津聴覚障害者防災の会」の会員約20人が参加した。市河川課の担当者はマップに記された家屋倒壊等氾濫想定区域と土砂災害警戒区域について「安全な場所に移る立ち退き避難が原則」と強調した。
 避難行動計画の作成は、自宅を東益津中に想定して演習を実施した。マップで同中周辺の浸水深や浸水継続時間といった情報を読み取りながら、災害発生時に取るべき行動をフローに即して導き出した。担当者は「確実な避難行動のためには事前の準備が不可欠」としてマップの活用を呼びかけた。

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