障害者の働きやすさ追求 静岡・葵区の専門学校生 内装アイデア披露

 静岡デザイン専門学校インテリアデザイン科の学生がこのほど、沼津市大岡に来年3月完成予定の障害者就労施設に提案した事業内容や空間デザインを静岡市葵区の同校で発表した。

施設の内装などを発表する学生=静岡市葵区の静岡デザイン専門学校
施設の内装などを発表する学生=静岡市葵区の静岡デザイン専門学校

 1年生23人が2~3人の班を組み、他の就労施設を見学したり、障害者が抱える課題を学んだりしながら考案した。ペットの飼い主が交流できるカフェやキャンプ場をイメージした内装のカレー専門店など学生ならではのアイデアを提案した。車椅子の人が通りやすいよう広い通路にするなど、働く障害者に配慮してデザインした。
 同科1年の元村妃奈乃さん(18)は「デザインを通して障害者への理解が深まった」と話した。
 同施設を手がける大場建設(三島市)との共同授業の一環。学生から出た案は、実際の事業や内装の候補として検討する方針だという。
 (社会部・沢口翔斗)

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