袋井の茶園崩落現場 勝俣農水副大臣が被害視察 台風15号

 勝俣孝明農林水産副大臣(衆院静岡6区)は4日、台風15号の影響で崩落した袋井市大谷の茶園を視察した。県の幹部や茶園所有者から被害状況を聞き取った。

崩落した茶園を視察する勝俣孝明農水副大臣(左端)=4日午後、袋井市大谷
崩落した茶園を視察する勝俣孝明農水副大臣(左端)=4日午後、袋井市大谷

 県中遠農林事務所によると、現場は傾斜地に茶園が広がっていて、豪雨の影響で約4200平方メートルが崩落した。勝俣氏は、農業被害が県内の広範囲に及んでいることを踏まえ「国としてしっかり支援していくために、まずは二次被害を防ぐ応急処置と、被害状況の把握を両輪で進めてほしい」と述べた。
 所有者の1人、西村哲さん(57)は「自分で復旧できるレベルの被害ではない。将来にわたって持続可能な農業になるような復旧にしてほしい」と求めた。
 勝俣氏は、大規模な土砂崩れが発生した磐田市神増地区も視察した。
 (磐田支局・八木敬介)

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