ボディビル全国3冠 富士宮の井上さん(49) 挑戦「まだ途中」

 富士宮市外神東町でトレーニングジム「ラビッチョ」を営む井上裕章代表(49)がこのほど、ボディビル全国大会に3週連続で出場し、3冠などの成果を挙げた。「まだ自分が作った“トーナメント”の途中。一息つける時間はない」。9日に開かれる無差別級日本一を決めるJBBF日本ボディビル選手権に向けて、厳しいトレーニングに励む。

自身のジムで厳しいトレーニングに打ち込む井上さん=富士宮市外神東町
自身のジムで厳しいトレーニングに打ち込む井上さん=富士宮市外神東町

 8月14日に開かれたJBBF日本クラシックボディビル選手権171センチ以下級で優勝、同21日のJBBF日本クラス別ボディビル選手権75キロ以下級で2位。続いて同28日のJBBF日本マスターズ選手権は、オーバーオール40歳以上・50歳以上・60歳以上級などで3冠達成。身長や体重、年齢別とカテゴリの異なる三つの大会で結果を出した。
 3週連続の全国大会は「未知の挑戦」。だが、「若い人と戦うならラストチャンス。出来上がった状態の今だからこそ挑戦すべきと思った」と振り返る。
 減量は大会半年前の2月に開始。トレーニングは「つらければ正解。自分にしかできない」と語るメニューに打ち込む。「過去最高の我慢をしている。アクセル踏みっぱなしでここまできた」。9日の選手権での目標はファイナリスト入りだ。「若い選手の勢いに対して、経験を武器にどこまで戦えるか確かめたい」と意気込む。
 (富士宮支局・吉田史弥)

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