障害者も楽しめる遊具 浜松市が初導入 浜北・西中瀬中央公園

 浜松市は、障害者も健常者も一緒に遊べる「インクルーシブ遊具」を市内で初めて導入した公園「西中瀬中央公園」を浜北区西中瀬2丁目に整備し、5日に開園式を行った。

車いすに乗ったまま遊べるテーブル型の砂場=浜松市浜北区の西中瀬中央公園
車いすに乗ったまま遊べるテーブル型の砂場=浜松市浜北区の西中瀬中央公園

 同公園は約5600平方メートル。身体障害のある子どもも乗れるかご形ブランコ、車いすに乗ったまま砂に触れるテーブル型砂場、樹脂製で乗り口が低くなっている回転遊具の3台のインクルーシブ遊具を備える。このほか芝生広場と、滑り台や鉄棒といった定番の遊具もある。トイレは車いすのまま入ることができ、駐車場と園内との間は段差をなくすように設計された。
 開園式には地元の県立浜北特別支援学校の児童や中瀬幼稚園の園児が招かれ早速、遊具を楽しんでいた。
 同公園は周辺の土地区画整理事業に伴い、住民の要望を受けて整備された。
 (浜北支局・松浦直希)

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