努力にじむ絵、書、手芸 熱海で障害者作品展

 静岡県身体障害者福祉会東部ブロック連絡協議会の第47回文化作品展が10日まで、熱海市の市総合福祉センターで開かれている。

多彩な作品が並ぶ会場=熱海市総合福祉センター
多彩な作品が並ぶ会場=熱海市総合福祉センター

 県東部の6市町(熱海、三島、裾野、伊東、長泉、函南)の55人と1団体が手がけた絵画、書道、手芸など85点が並んだ。全盲者が「お花紙」で作った直径5ミリほどの玉を並べて描いた十二支や、リウマチ患者が痛む手でしたためた書など、作品からは出展者の努力がにじみ出ている。
 熱海市身体障害者福祉会の岩瀬輝美会長は「会員の高齢化が進み出展者が減りつつあるが、皆が目標を持って活動している。今後も社会参加の機会として大事にしていきたい」と話した。

 

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞