伝統行事「盗人晩」に合わせ 防犯グッズ配布 静岡市葵区大川地区

 静岡中央署は8日夜、静岡市葵区大川地区の秋の伝統行事「盗人晩(ぬすっとばん)」に合わせて、同地区の駐在所で子どもに防犯グッズを配り、自衛を呼びかけた。

防犯グッズを手渡す地域安全推進員(左)=静岡市葵区の静岡中央署大川駐在所
防犯グッズを手渡す地域安全推進員(左)=静岡市葵区の静岡中央署大川駐在所

 「盗人晩」は子どもが地区内の家々を回って玄関に用意された菓子をもらう行事で、100年以上前から続いているという。駐在所には未就学児から中学生まで約60人が保護者とともに訪れた。署員や地域安全推進員らが菓子の代わりに「知らない人について行かない」と書いたチラシや反射材などを手渡した。
 地域安全推進員の鈴木登さん(66)は「大川地区は街灯が少ないため、いっそう防犯意識を高めてほしい」と話した。

 

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