学生のまちづくり参画を 磐田市と静産大 連携推進会議

 磐田市と静岡産業大の連携推進会議が11日、市役所で開かれ、草地博昭市長や堀川知広学長らが意見交換した。学生にまちづくりへの参画や地元企業との関係づくりを今以上に促していくことで一致した。

磐田市と静岡産業大の関係者が意見交換した連携推進会議=市役所
磐田市と静岡産業大の関係者が意見交換した連携推進会議=市役所

 草地市長は学生が地元企業に就職し、市内に定着してもらう取り組みの必要性を強調して「1年生の時から市内企業と関わりを持つなど、4年間で磐田に浸透してもらわないと機会損失になる」と述べた。若者ならではの柔軟な発想から、まちづくりへの提案をしてもらうミーティングを開く意向も示した。
 堀川学長はインターンシップ(就業体験)や企業の冠講座の積極的な展開のほか、スポーツの産業化に向け、学生も参画して新たな運動器具の開発などを進めることを提案。「大学教員が地域に出て自分の研究課題を見つけ、学生とともに取り組むことを促したい」と意欲を示した。
 学生による小学生へのプログラミング指導や、データを活用した防災・減災などの取り組み案も出された。
 (磐田支局・八木敬介)

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