グリーンアンモニア研究 沼津高専を視察 南ア・科学省やJICA
日本と共同で「グリーンアンモニア」の研究を進める南アフリカの科学技術イノベーション省事務方トップ、フィル・マジュワリ氏や国際協力機構(JICA)の職員ら10人がこのほど、日本の研究拠点である沼津市の沼津高専を訪ねた。
グリーンアンモニアは再生エネルギーを用い、二酸化炭素を排出しない原料で作ったアンモニア。10人は4年生の電子機械設計製作の授業を見学。高専の教授らからは研究概要や計画、高専の教育カリキュラムの説明を受けた。
研究はことしから始まり、沼津高専と南アフリカのノースウエスト大学が実用化に向けて進めている。来年からは研究者の行き来も予定する。
訪問の調整をした駐日南アフリカ大使館の職員は「(同国が)力を入れている研究分野。強みを生かして持続可能な経済の発展につながる」と話した。