合言葉で詐欺防止 長田北小で呼びかけ 静岡南署・防犯協会

 特殊詐欺の被害防止に向け、静岡南署と静岡南防犯協会は11日、電話口で合言葉の確認を促す「家族間合言葉マグネット」を静岡市駿河区の長田北小4年生約80人に配った。署員や地域安全推進員らが同校を訪れ、特殊詐欺の犯行手口や被害防止対策、マグネットの活用方法を説明した。

家族間合言葉マグネットの活用方法を説明する署員ら=静岡市駿河区の長田北小
家族間合言葉マグネットの活用方法を説明する署員ら=静岡市駿河区の長田北小

 孫が祖父母に家族で決めた合言葉を書いたマグネットを贈り、電話機付近に貼ってもらうことでおれおれ詐欺の被害防止につなげるのが狙い。署員らは「犬の名前や趣味など答えやすい合言葉を書いてプレゼントしてね」などと呼びかけた。
 4年の白鳥陽大君(10)は「おじいちゃん、おばあちゃんが怪しい電話に出ていたら、マグネットだけに頼らず注意してあげたい」と言葉に力を込めた。
 マグネットは同署が管内の小学4年生約1600人に配布する。

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