陸上・飯塚選手(御前崎出身)が指導 生徒と競走 磐田・竜洋中

 リオ五輪陸上男子400メートルリレー銀メダリストで、東京五輪200メートルに出場した飯塚翔太選手(ミズノ、御前崎市出身)を招いた「ゆめ・こころざし」講座が13日、磐田市豊岡の竜洋中で開かれた。全生徒約470人が速く走るための身体の使い方などを教わった。

飯塚選手(左から3人目)と競走する生徒ら=磐田市豊岡の竜洋中
飯塚選手(左から3人目)と競走する生徒ら=磐田市豊岡の竜洋中

 飯塚選手は「走るのが速い人は、足を地面に着ける時間が短い」と説明し、片足立ちで跳んだり左右に動いたりしながら、バランス力を養う練習を紹介した。素早い足の運び方や腕の振り方なども実演しながら指導した。
 生徒らとの競走では、約30メートルのハンディを感じさせない圧倒的なスピードで駆け抜け、周囲を沸かせた。200メートル競走でゴール手前までリードを保った陸上部3年篠田依吹さん(14)は「とにかく無我夢中で走った。世界で戦っている選手と走ることができて良い経験になった」と喜んだ。
 市教委が行っている「自由な学びを応援する事業」の一環。実技指導に先立ち飯塚選手は、挑戦することの大切さを生徒に伝えた。
 (磐田支局・崎山美穂)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞