ジオパーク現地審査 「ガイドの活躍、印象的」 再認定へ訪問終了

 伊豆半島ジオパークの世界ジオパーク再認定に向けた現地審査を終えた海外の審査員2人が14日、伊豆市内で記者団の取材に応じた。国連教育科学文化機関(ユネスコ)から派遣された世界ジオパークネットワーク出納長のクリスティン・ランネス氏と地質学者のラサヌバリ・アスマ氏は「多くのジオガイドや地元住民が活動に参加してるのが印象的だった」と振り返った。

現地審査を終え、記者団の取材に応じる審査員=14日午前、伊豆市
現地審査を終え、記者団の取材に応じる審査員=14日午前、伊豆市

 ランネス氏は「地元住民が熱心に取り組んでいた。誇りを持って活動することが大切」と総括した。ラサヌバリ氏は「ビジターセンターの数が多く、ジオガイドの努力がすばらしい」と評価した。
 審査は11~13日の3日間に伊豆半島各地のジオサイトなど10カ所を訪問した。ジオガイドら地元関係者から2018年の世界認定以降の取り組みを中心に説明を受けた。美しい伊豆創造センター副会長の菊地豊伊豆市長は「審査を受けることで伊豆半島ジオパークの発展やジオガイドの充実ぶりを再認識できた。再認定は確実だと確信している」と自信を見せた。
 同センタージオパーク推進部によると、審査員は内容をユネスコに報告し、早ければ年内にもユネスコ・ジオパーク評議会で再認定の可否が決まる。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞