長泉の鈴木さん抽象画個展 静岡のボタニカ・アートスペース

 長泉町の現代美術作家鈴木健司さん(55)の個展「皮膚と皺(しわ)と襞(ひだ)のような」が16日まで、静岡市葵区研屋町のボタニカ・アートスペースで開かれている。

大型作品を説明する鈴木さん(左)=静岡市葵区のボタニカ・アートスペース
大型作品を説明する鈴木さん(左)=静岡市葵区のボタニカ・アートスペース

 近作を中心とした抽象画13点を展示。四角形や円形のキャンバスを重ねて表面にしわを作り、複数の技法で色を重ね塗りした作品が並ぶ。「言葉を手掛かりに抽象画に触れやすくする」(鈴木さん)ための長めのタイトルも特徴だ。
 「目眩(めまい)がするような光景って、きっと忘れない。」は、縦横1メートル84センチの大型作品。アクリルや油性の塗料を用い、マスキングテープを使って線的要素を加えた。作品はその場の直感や感覚による「行為」を重ねて創作するという。
 観覧時間は午後1~7時。

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