市民文化会館の改装費用 試算35億~40億円程度 富士宮市議会一般質問で市側答弁

 富士宮市は14日の市議会9月定例会一般質問で、リニューアルを検討している市民文化会館の工事費用について、35億~40億円程度との試算を明らかにした。現状では「ごく粗い試算」として、市は来年夏にかけて実施するリニューアル工事実施設計の中で詰めていく方針。近藤千鶴氏(無会派)への答弁。
 市によるとリニューアルは2017~18年度に実施した施設の耐震診断で耐震性が劣るとの結果を受け、施設の長寿命化や設備更新と合わせて検討している。工事費の試算は20年度の設備健全度調査と、22年8月までに実施した耐震補強計画策定業務での検討を踏まえて算出した。現状では設備の改修箇所など不明確な点も多い中での試算という。
 リニューアルでは構造の補強工事のほか、トイレの洋式化や大ホールの座席改修などを検討している。来年夏までの実施設計を踏まえて計画の全体像が明らかになる見通し。
 同日の一般質問には深沢竜介(無会派)、村瀬旬(至誠)、船山恵子(富岳会)、植松健一(至誠)の各氏も登壇した。

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