小中生に必要な栄養素は 沼津でアスリート向け食事セミナー

 沼津市は15日、スポーツに取り組む子どもの食事を親子で学ぶセミナー「ジュニアアスリートの食事ケア」を同市のフェンシング施設「F3BASE」で開いた。市内の小中学生と保護者15人が参加した。

体作りに必要な栄養素を確認しながら調理実習を行う参加者=沼津市の「F3BASE」
体作りに必要な栄養素を確認しながら調理実習を行う参加者=沼津市の「F3BASE」

 講師は、市と包括連携協定を結ぶ日本フェンシング協会のゴールドパートナーで、健康補助食品の開発を手がける「SL Creations(エスエル・クリエーションズ)」の管理栄養士秋山里実さん(45)が務めた。秋山さんは成長期の食事で大切なことや、競技別の意識したい栄養素を説明した。最適な料理として、「油揚げでタンパク質が取れ、消化もゆっくりなので長時間行う運動に合う」として、いなりずしを挙げた。
 参加者は実際にいなりずし、ビタミンなどを摂取できるイカのマリネ、豚肉のオイルしゃぶしゃぶを作った。取り組んでいるスポーツに適した体作りに必要な栄養素を、話し合って確認しながら試食した。同市の第四小5年山田瑛佑君(11)は「野球と空手をやっている。肉でタンパク質など取って体作りをしたい。バランス良く野菜も食べることも心がける」と話した。
 (東部総局・小西龍也)

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