下校時、児童見守り強化 富士宮 静岡県警OBら声かけ

 静岡県警OBでつくる富士宮警友会が富士宮市内で、小中学校の下校時に合わせた警戒や見守り活動に取り組んでいる。10月11日と6月11日が「子ども見守り強化の日」に制定されたことを受け、11日は富士宮署員らと合同で通学路を見回った。

警察官らと合同で通学路を見回る富士宮警友会メンバー=富士宮市内
警察官らと合同で通学路を見回る富士宮警友会メンバー=富士宮市内

 11日は午後2時半ごろから警友会メンバーや署員のほか教職員、PTA、防犯指導員、地域安全推進員ら計約20人が参加し、2チームに分かれて大富士小を出発した。下校時間を前に不審者の有無など通学路の警戒を行った後、自宅に向かう児童に声をかけながら見守り活動を展開した。
 長年、富士根南小・中学区でパトロールを実施してきた同警友会は、今年9月から新たに大富士小・中学区でも活動を始めた。渥美佳展会長は「引退後も住民が事件事故に遭わないように、協力できたら」と力を込めた。
 大富士小の鈴木美和子校長は「警友会の皆さんと一緒に回ることで交通安全のポイントなど学びが多い。子どもたちの安心安全につながる」と感謝した。
 (富士宮支局・吉田史弥)

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