「朝鮮通信使」テーマに劇 静岡市と釜山の文化事業 静岡・葵区

 静岡市は15日、韓国・釜山との文化交流事業「朝鮮通信使がもたらした絆」を同市葵区の市民文化会館で開いた。劇や伝統音楽などを通して、地域間の親交を深めた。

朝鮮通信使をテーマにした劇=静岡市葵区の市民文化会館
朝鮮通信使をテーマにした劇=静岡市葵区の市民文化会館

 江戸時代に朝鮮王朝が日本に派遣した「朝鮮通信使」をテーマにした劇では、当時の庶民による歓待の様子を再現し、通信使に出した料理について専門家が解説した。第2部は静岡城内一輪車クラブや釜山芸術団などが出演し、華やかなステージを繰り広げた。
 同事業の開催は4年ぶり。釜山文化財団のイ・ミヨン代表理事は「交流の再開を待ちわびていた。今後も多様な文化交流を両国で展開したい」と話した。
 (社会部・大滝麻衣)

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