新築工事現場、間近に 中区で親子見学会 浜松

 浜松建設業協会は15日、親子で建設業の役割に理解を深めてもらう現場見学会を浜松市中区元城町で開いた。同市と湖西市の小学生と保護者約50人が参加し、浜松いわた信用金庫新本部棟と大河ドラマ館の2カ所の工事現場を巡った。

浜松いわた信用金庫新本部棟の建設工事現場を見学する親子。墨出しの体験も行った=浜松市中区
浜松いわた信用金庫新本部棟の建設工事現場を見学する親子。墨出しの体験も行った=浜松市中区

 来年秋に完成予定の浜松いわた信金新本部棟では、地上10階建てビルの4階にエレベーターで上り、工事の進捗(しんちょく)や規模を体感した。専用の機材を使って床などに基準線を付ける作業「墨出し」も一部体験した。工事関係者から、安全確認を徹底した上での高所作業車やフォークリフトの稼働、地震発生時に機能する免震装置などの説明を受け、積極的に質問する児童の姿が見られた。
 市立新津小3年の竹山結菜さん(8)は「現場で働く人たちはかっこよかった。完成したら見てみたい」と感想を話した。見学会は4年ぶりの開催。伊藤友輔同協会副会長は「建設の現場を身近に感じてもらい、将来の担い手獲得につながれば」と述べた。

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