商店街休憩場所にWi-Fi 沼津市、仲見世で27日から社会実験

 沼津市は19日、市中心市街地まちづくり戦略会議の第10回会合を市水道部庁舎で開き、27日から中心部の沼津仲見世商店街で実施する社会実験「オープンヌマヅ・アーケード」の計画内容を報告した。旧マルサン書店仲見世店跡に設ける休憩スペースには、無料のWi-Fiを設置する他、商店街南端には、軽食や雑貨などを販売する計30店舗が日替わりで4~6店出店する。

書店跡(右)に無料Wi―Fiを設置した休憩スペースを設ける社会実験を行う沼津仲見世商店街=沼津市大手町
書店跡(右)に無料Wi―Fiを設置した休憩スペースを設ける社会実験を行う沼津仲見世商店街=沼津市大手町

 実験は市などが11月15日まで、中心市街地の回遊性向上を目的に実施する。約260メートルの商店街に4カ所の休憩スペースを設ける。4月にJR沼津駅南口のイーラde前で実施した社会実験での利用者の意見を踏まえ、旧マルサン書店には無料Wi-Fiを設置し、リモートワークの場などとしても活用可能にする。
 関連の取り組みとして、沼津駅南口で27日~11月10日にキッチンカー計11台が日替わりで1台ずつ出店する。
 会議には市担当者や地元商工関係者、有識者、市民代表ら23人が出席した。

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