寄せ書きたこでエール 「国盗り」控え水窪の団体へ 浜松・西区入野地区の小中学生

 浜松市西区入野町の入野地区の小中学生が寄せ書きをしたたこが20日、同市天竜区水窪町のみさくぼ綱引倶楽部へ寄贈された。7月下旬に同地区で講師を務めた綱引き教室のお礼と23日に県境のヒョー越峠で開かれる「峠の国盗り綱引き」へのエールを込めた。

たこが寄贈されたみさくぼ綱引倶楽部のメンバー3人(左端から3人目まで)と入野協働センターの担当者=浜松市天竜区水窪町の水窪協働センター
たこが寄贈されたみさくぼ綱引倶楽部のメンバー3人(左端から3人目まで)と入野協働センターの担当者=浜松市天竜区水窪町の水窪協働センター


 たこは「入野地区凧揚会」がつくった。縦横58センチの用紙に赤色の背景を施し、「義廣」と白文字で大きく書いた。寄せ書きには、「綱引き頑張ってください」「地域を盛り上げてください」などと温かいメッセージが並ぶ。
 同区水窪町の水窪協働センターで開かれた贈呈式では、綱引き教室を主催した入野協働センターの担当者が同倶楽部のメンバー3人にたこを手渡した。
 今年の「峠の国盗り綱引き」は、新型コロナウイルスの感染対策として綱引きの勝負は中止し、エールを送る「士気高揚の会」を実施する。天竜商工会の綱引き担当部長を務める山本功さん(48)は「パワーをもらえる。今年はヒョー越峠で綱引きをしないが、会場に毎年持って行く」と喜んだ。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞