レトロな松崎、花で彩り 中瀬邸、なまこ壁通りなどに寄せ植え
なまこ壁が施された歴史的な建造物が残る松崎町の街並みに季節の花を飾る「松崎まちかど花飾り」(実行委主催)が11月13日まで、同町松崎で開かれている。花の寄せ植え約100点がなまこ壁通りや中宿通り周辺を華やかに彩っている。
アーツカウンシルしずおか支援事業の一環。イベントは、町の景観を生かして新たな観光事業を創出しようと、2021年に開始した。町民が主体となって秋の草花などを飾り付け、和の雰囲気を演出している。
明治商家「中瀬邸」では、町内の60~80代の住民有志10人が飾り付けた生け花などを紹介する。コスモスやススキで飾った組み木や梅の木、コケを展示している。愛好家の土屋和子さん(86)は「(見たものを)心のお土産として持ち帰ってほしい」と話した。
期間中は、町内に咲く花をテーマにした写真や浮世絵の展示会を開いている。11月6日には、花かんむりやコケ玉の制作体験会も開催する。