登校しやすい環境を 公立中制服、選択制へ提言書 富士宮市議会
富士宮市議会(鈴木弘議長)は19日、公立中学校の制服選択制導入についてまとめた提言書を須藤秀忠市長と池谷真徳教育長に提出した。総務文教委員会(斎藤和文委員長)が政策課題として調査して、提言にまとめた。
提言書では「防寒対策や自転車通学時の利便性に配慮するため、生徒の制服にスカート・スラックスの選択制を導入すること」とした上で「トライアル制度や中古服の活用などスムーズな導入ができるような仕組みを取り入れていくこと」と指摘。このほか性差に影響されない制服制の導入検討や、進学時に制服などジェンダーに関する悩みの相談体制整備、小中学校や関係機関で連携した対応、ジェンダー教育の推進などを提言にまとめた。
斎藤委員長は「入学時に制服で悩んでほしくない。選択制導入で学校に行きやすい環境づくりを進めてほしい」と述べた。