特別支援学校生が清水特産で弁当 静岡給食協組が商品化、サクラエビや折戸ナス「地産地消を体現」

 静岡市駿河区の静岡給食協同組合はこのほど、同市清水区特産のサクラエビや折戸ナスなどを使った「しみずのじまん弁当」を商品化した。清水特別支援学校中学部(同区)の生徒が授業で地元産品を調べ、同組合に商品化を打診して実現。20日は同組合で利用事業所に販売した。

清水の特産品がつまった「しみずのじまん弁当」
清水の特産品がつまった「しみずのじまん弁当」
「しみずのじまん弁当」を配送するスタッフ=静岡市駿河区の静岡給食協同組合
「しみずのじまん弁当」を配送するスタッフ=静岡市駿河区の静岡給食協同組合
清水の特産品がつまった「しみずのじまん弁当」
「しみずのじまん弁当」を配送するスタッフ=静岡市駿河区の静岡給食協同組合

 生徒がコロナ禍で調理実習ができず、同組合に弁当作りを打診した。6月に地元農家などを見学し、特産物の特徴をまとめてレシピを考案。組合へのプレゼンを経て完成した弁当は、生徒試食アンケートで人気1位だったサクラエビのかき揚げをはじめ、折戸ナスの田楽、枝豆ごはんなどを採り入れた。ナスなどの食材はJAしみずが提供した。
 29日にはIAIスタジアムで行われるサッカーJ1清水のホーム最終戦で150食を限定販売する。同組合の高橋英紀課長(48)は「地産地消を体現した弁当を提供できてよかった。清水のJ1残留の後押しになればうれしい」と話した。

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