画家中村さんの絵画や書、一堂に 浜松市南区で個展

 浜松市南区の画家中村田鶴さん(93)の個展「回顧展」が30日まで、同区のギャラリー紫苑で開かれている。絵画や書など約110点を紹介する。

中村さんが手掛けた絵画や書作品が並ぶ個展=浜松市南区のギャラリー紫苑
中村さんが手掛けた絵画や書作品が並ぶ個展=浜松市南区のギャラリー紫苑

 竜ケ岩洞に響く水の落ちる音などから着想を得て、洞窟の情景を色鮮やかに表現した抽象画や、四国を巡礼した際に歩いた自然豊かな道中を題材にした油彩など、見応えある作品が並ぶ。子どものころから詩や俳句が好きだったという中村さんが石川啄木や種田山頭火の詩を記した書作品のほか、生けた花なども会場を彩る。
 中村さんは「長い人生の中で、芸術活動を続けられて本当に幸せ」と話した。

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