水窪中生考案「青春弁当」 栄養、見栄えに工夫、完売の盛況

 浜松市天竜区水窪町の「スーパーまきうち」で15、22日の両日、水窪中の2年生がメニューを考案した「青春の中学生弁当」が販売された。4人の生徒がそれぞれ考えた弁当が販売され、用意した各50食が完売した。

水窪中の生徒が考案した弁当を購入する地元住民=浜松市天竜区水窪町
水窪中の生徒が考案した弁当を購入する地元住民=浜松市天竜区水窪町
22日に販売された生徒考案の弁当。魚料理が中心
22日に販売された生徒考案の弁当。魚料理が中心
水窪中の生徒が考案した弁当を購入する地元住民=浜松市天竜区水窪町
22日に販売された生徒考案の弁当。魚料理が中心

 家庭科授業で弁当のメニューを考える時間があり、水窪小中学校コミュニティスクールのコーディネーターを務めるスーパーまきうち取締役の牧内真美さんから、中学生が考えた弁当を同スーパーで販売する提案が出た。
 遠見石侑平さん、楠遥稀さん、平出琥太郎さん、伊藤健さんの4人が弁当の企画に参加。昨年度から準備し、メニューの調理手順も考えた。15日に平出さんと伊藤さんの弁当2種類が、22日に遠見石さんと楠さんの弁当2種類が並んだ。
 遠見石さん考案の「元気百倍わんぱく弁当」は、タルタルソースを添えたタラの揚げ物を中心に、栄養バランスや見栄え、ボリュームを丁寧に考えた。遠見石さんは「三遠南信自動車道を工事している方や地域の人に食べてほしい思いで考えた」と振り返った。
 22日は、午前でほぼ品切れ状態になる盛況ぶり。牧内さんは「発想が良い。中学生でここまで考えた弁当をつくられるのはすごい」と絶賛していた。来年も生徒考案の弁当の販売企画を実施するという。

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