原信夫さんしのび「シャープス&フラッツ」復活 若手、ベテラン華やかに ハママツ・ジャズ・ウィーク閉幕

 第30回ハママツ・ジャズ・ウィーク(浜松市、市文化振興財団、ヤマハ、静岡新聞社・静岡放送など主催)は23日、最終日のメインイベント「ヤマハジャズフェスティバル」を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。若手実力派やベテランのジャズ奏者が多彩なステージを繰り広げ、華やかな雰囲気の中で閉幕した。

熱演を披露する「原信夫とシャープス&フラッツ」=浜松市中区のアクトシティ浜松
熱演を披露する「原信夫とシャープス&フラッツ」=浜松市中区のアクトシティ浜松


 昨年6月に94歳で亡くなったサックス奏者原信夫さんをしのび、約60年にわたりジャズ界を先導してきたビッグバンド「原信夫とシャープス&フラッツ」が復活。「ザッツ・ア・プレンティ」「シング・シング・シング」などの曲目を迫力あるサウンドで響かせた。原さん作曲の「真赤な太陽」も演奏し、大勢の聴衆が手拍子をしながら楽しんだ。
 トランペットとピアノを同時演奏する「ジャズ二刀流」の曽根麻央さん率いる「ブライトネス・オヴ・ザ・ライヴス」のステージでは、若手が洗練された音色をエネルギッシュに披露した。国内外で活躍するサラ・オレインさんの公演は、サラさんがジャズのスタンダード曲やミュージカル曲を力強く歌い上げた。ピアノやバイオリンも演奏し、ステージに花を添えた。
 会場には約1700人が来場した。前年に続き、ライブ配信でもファンに演奏を届けた。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞