舞児乗せ屋台引き回し 森町三倉地区・許禰神社例祭で2年ぶり
森町最北部の三倉地区で22、23の両日、許禰(きね)神社(小沢由彦宮司)の例祭が執り行われた。新型コロナ禍で見送っていた屋台の引き回しも2年ぶりに実施され、静かな山あいに威勢のよいかけ声が響き渡った。
森小3年岡戸陽葵さん(9)と森中3年滝瀬樹里さん(14)が舞児(まいこ)を務め、同神社で豊栄の舞と浦安の舞をそれぞれ奉納した。23日には、神事を終えた舞児らが屋台に乗り、地元の会所などへ送り届ける「舞児送り」を行った。
同神社は三倉、黒田、中村、大府川の4町内会の氏神に当たる。平安時代の法令集「延喜式」に記載された由緒ある社とされる。
(磐田支局・崎山美穂)