国籍、文化を超え熱戦 サッカーで多文化共生推進へ 浜松市南区で30日

 国際協力機構(JICA)浜松デスクなどは30日午前10時から、サッカーを通じて多文化共生を推進する「多文化SHIZUカップ」を、浜松市南区の大塚グラウンドで開く。5カ国以上のサッカーチームが国籍や文化の壁を越えて熱戦を繰り広げる。飲食や体験ブースも設ける。

チラシを手にイベントを紹介する関係者=浜松市中区
チラシを手にイベントを紹介する関係者=浜松市中区

 試合は8人制で、インドネシアやブラジルなどにルーツを持つ市民によるアマチュアチーム計10団体が出場予定。日本からは常葉大サッカー部OBらが参加する。手や足を切断した障害者がつえを使ってプレーする「アンプティサッカー」の体験会や、子ども向けのサッカー教室も行う。
 ペルーのミートパイやクッキー、ブラジルのジュースなどを提供する飲食ブースでは、試合を観戦しながら食事を楽しめる。キャリア相談や多文化共生活動を紹介する団体も出展する。同デスクの荒石真生さんは「多様な文化やルーツを持つ人々が交わる環境や雰囲気を楽しんでほしい」と来場を呼びかける。

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