新酒告げる「杉玉」青々 浜松・花の舞酒造 直径60センチ新調
花の舞酒造(浜松市浜北区宮口)は24日、新酒完成を知らせようと杉玉を交換した。軒先で杜氏(とうじ)の鎌江慎太郎さん(32)らがつるし、神職のおはらいを受けた。
直径約60センチ。かつては酒を好む左党らが、枯れ具合から酒の熟成度合いを判断していたため「酒林」とも呼ばれる。今季の新酒はコメの存在感があり、辛口で濃純な仕上がり。鎌江さんは「地域の人たちがお酒を楽しみ、心豊かに過ごしてくれるのを願う」と話した。
例年この時期に行う新酒味見会は今年、店の改装などの影響で中止する。