将棋の竜王戦富士宮対局、盛り上げへ 藤井竜王、広瀬八段描く アトリエクオッカ

 28、29日の将棋の竜王戦富士宮対局を盛り上げようと、富士特別支援学校富士宮分校卒業生らでつくるアートクラブ「Atelier QUOKKA(アトリエクオッカ)」が対局者の藤井聡太竜王と広瀬章人八段を描いた絵画の制作を進めている。完成した作品は、29日に市民文化会館で開かれる関連イベントの大盤解説会で展示する。

竜王戦の対局者を描くメンバー=富士宮市西町
竜王戦の対局者を描くメンバー=富士宮市西町

 同クラブは2021年4月に結成し、現在約20人の卒業生らが参加する。富士宮高校会議所や西町商店街の協力で空き店舗などを拠点に毎月第4日曜に創作活動に励んでいる。
 企画は「竜王戦応援プロジェクト」と題して同クラブメンバーのほか、同富士宮分校在校生や藤枝特別支援学校卒業生らを中心とする「waC」のメンバーが参加した。藤井竜王と広瀬八段の特徴を捉えた個性あふれる作品が次々と仕上がってきている。対局までに約70枚が完成予定。うち約30枚を選んで会場入り口に並べる予定。
 同クラブのメンバー宇川輝さん(19)は広瀬八段が次の一手を考え、顎に手を当てる様子などを描いた。「竜王戦が盛り上がってほしい。名勝負を見たい」と期待を込めた。

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