映画「椿三十郎」ロケ地巡りを 黒沢監督記念板 御殿場厳島神社に

 御殿場市の有志でつくる御殿場黒沢明学術会は26日までに、黒沢明監督の映画「椿三十郎」のロケ地になった厳島神社(同市東山)に記念板を設置した。二岡神社に次いで市内2カ所目。ロケ地巡りをする人が増えると期待している。

厳島神社に設置した記念板=御殿場市東山
厳島神社に設置した記念板=御殿場市東山

 同会発起人で顧問の写真家池谷俊一さん(78)によると、厳島神社は黒沢監督の別荘に近く、散歩コースだった。「椿三十郎」の冒頭13分間に登場する。
 アルミ製の記念板の説明文は池谷さんが執筆した。神社で撮られたシーンを描写し、作品が国内外で高く評価されたと紹介した。ファインダーをのぞく黒沢監督の写真を載せた。
 黒沢監督は市内で10作品を撮影した。黒沢監督と御殿場の関わりを後世に伝えようと活動する同会は今後、銅像設置などを計画している。
 池谷さんは「黒沢映画のまち御殿場として認知度を高めたい」と話す。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞