車いすラグビー体験 タックルの衝撃に児童驚き 東京パラ銅・若山選手が沼津四小訪問

 東京パラリンピックの車いすラグビーで銅メダルを獲得した若山英史選手(沼津市出身)による講演会と競技の体験会が同市の第四小で開かれた。6年生79人が車いすラグビーの魅力を体験した。

車いすラグビーのタックルを体験する児童=沼津市の第四小
車いすラグビーのタックルを体験する児童=沼津市の第四小

 県のオリンピック・パラリンピックレガシー教育推進事業の一環。若山選手は競技用の車いすは、攻撃型の選手と守備型の選手で形が違うことなど、ルールや基本的な知識を解説した。プールの底に頭を強打し、頸椎(けいつい)を損傷して車いす生活になった経緯も語り、生活が一変した際に周囲の人に支えられていると実感した経験から、「家族や友人に感謝の気持ちをどんどん表現しよう」とメッセージも伝えた。
 その後、車いすに乗って児童同士がタックルを体験。ぶつかった瞬間の衝撃と音に驚きつつ、初めての経験に歓声をあげながら取り組んだ。根岸蒼介君(11)は「『楽しめることを見つける』など人生に役立つことをたくさん学べた」と話した。

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