旧龍山北小校舎などでアート企画 12月2日から3日間 浜松

 浜松市天竜区龍山町の若手でつくる任意団体「龍山未来創造プロジェクト」は12月2~4日の3日間、空間全体で芸術を表現する企画「龍山、ぽちゃん-龍山の昔、今ここから-」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同町の旧龍山北小校舎などで開く。作品展やワークショップを展開し、アートの力で地域交流の場をつくる。

旧龍山北小校舎の前でアート企画「龍山、ぽちゃん」をPRする長谷山さん=浜松市天竜区龍山町
旧龍山北小校舎の前でアート企画「龍山、ぽちゃん」をPRする長谷山さん=浜松市天竜区龍山町

 人口が500人を切った龍山町で、帰省客や地域住民らが交流するイベントをつくろうと、常葉大造形学部(静岡市葵区)の蜂谷充志教授の研究室と協力して企画した。
 校舎では、空間を一つの芸術作品にする手法「インスタレーション」を実践する。映像、作品展、ワークショップ、ステージパフォーマンスを教室や多目的室で開く。
 今春、龍山町を訪ねたアーティストが自然や住民から着想を得て仕上げた映像や同大の学生が手がけた展示作品が紹介されるほか、同町瀬尻地区の「瀬尻ぶか凧保存会」によるたこの制作体験などが楽しめる。
 25日、イベントの打ち合わせでメイン会場の旧校舎に訪れた長谷山大騎代表(28)は「帰省した人が懐かしく感じる仕掛けも準備している。芸術を通して龍山に活気が戻る流れをつくりたい」と意気込む。

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